詩人/さだまさし 歌詞

さだまさしの「詩人」歌詞ページ。
「詩人」は、作詞:さだまさし、作曲:さだまさしです。

「詩人」歌詞

歌:さだまさし

作詞:さだまさし 作曲:さだまさし

桜日和の火点し頃の
メトロ駅前歩道橋の陰
詩人は独り詩集を並べ
静かに本を読み耽っていた
そぞろに過ぎてゆく若者達
それぞれの悩みを胸に秘めて
流行りのサルトルそしてボーヴァワール
遠ざかるシュプレヒコール
今夜も君は来ないと思う
明日も多分君は来ないだろう
青春は無慈悲に過ぎ行くもの
あの日風は熄(や)んでいた

僕は詩人の本を手に取る
すると彼は不思議なことを言う
持って行くのは構わないけど
折角だがこれは売り物じゃ無い
この歳でまだこんなことをしている
自分を嗤(わら)いながらここに居たいんだ
蘇るセヴィチック・カイザー・パガニーニ
遠ざかるヴァイオリン
今夜も同じ夢を見るだろう
明日もきっと同じ夢を見る
青春は無慈悲に過ぎ行くもの
あの日気づかなかった

彼の詩集にこんな言葉が
照れくさそうに綴られていたよ
「君の名前を教えて
仲良くなりたいんだ」

文字サイズ:
   
歌詞の位置:
 

さだまさしの人気歌詞

歌詞検索J-Lyric.netでは、無料で歌詞の検索・閲覧サービスを提供しておりますが、著作権保護の為、歌詞の印刷、歌詞のコピー、歌詞の複写などを行うことはできません。

歌詞の検索方法 利用規約 J-Lyric.net について

Copyright (c) 2006-2025 J-Lyric.net