放物線/For Tracy Hyde 歌詞

For Tracy Hydeの「放物線」歌詞ページ。
「放物線」は、作詞:管梓、作曲:管梓です。

「放物線」歌詞

歌:For Tracy Hyde

作詞:管梓 作曲:管梓

流れるためだけに時間は存在するよ――
この街はいつでもそんなふうでしょう。
君が忘れてった薄荷煙草の煙が冷ややかな深夜に紛れてゆく。

見上げた空には星は映らなくて、丸すぎる月がきれいごとよりきれいで、

いつだってどこだって、死にたいくらいあたしはあたしだ。
その自覚にただ苛まされてみたって、何ひとつ、誰ひとり、
救ってはくれやしないから。
君にとってもあたしはただの通過点って、
わかってるよ。

モノローグ続きのつまんない映画のよう――語るべき中身もないくせにさ。
すり切れそうな愛をアルコールに溶かして、
わかりあえないってうそぶいてた。

落ちるところまで落ちるのはたやすくて、その浅はかさも君は
見透かしてるようで、

傷ついて傷つけて、心細さばかり競ってる――瑪瑙のような目を
ぎらぎら光らせて。
さめざめと混ぜこぜの感情があふれたって君には、
遠い国の名も知らない歌みたいに意味がないな。

どうしたって好きになれる気がしない、君が忘れてった薄荷煙草も、
だらしなく生き延びそうな明日の日も、
もういらないや。
窓を開け放して、
この手から投げ出せば、
きれいな放物線を描いてぜんぶ落ちていくのに、
どうしてあたしは踏み出せずに呼吸を繋いでいるのかな。

明けそうで明けなくて深い夜の底に沈んでるあたしを、
いまでもたしかに月は照らしてる。
いつだってどこだって、死にたいくらいあたしはあたしで、
だから結局あたしは君を愛してしまうって、

わかってるよ。

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