包帯/Tele 歌詞

Teleの「包帯」歌詞ページ。
「包帯」は、作詞:谷口喜多朗、作曲:谷口喜多朗です。

「包帯」歌詞

歌:Tele

作詞:谷口喜多朗 作曲:谷口喜多朗

君からする死の匂いは
焼きたてのパンに少し似て、
トースターの底、溜まっていた思い出を愛し損ねている。

忌諱からくる庇護し合いは外来の花が育つようで。
水面を全て埋め尽くした。
美しく、息が、詰まる。
息が詰まる。

日々、絡まる譲り合いはコンセント積もる、埃の匂い。
ある朝全てがなくなってしまっても、
多分いいんだろう。

木々さざめく庭の端で、
爪先立ちを繰り返す。
諦めた後啜る珈琲は、少し甘い。

ダクトに流れる暮らし≒額縁の中にしまう後悔。

馬鹿げている世界を、
踏み越える度に悲鳴が響いた。
解けてゆく。
君の身体、心も、
包帯のようだった。

鞄の中、溢れていた水筒に肩を落としながら
ガードレールが 1-1
ゴールの旗を目指していた。

煙が昇って行く。
諦めたあと啜る珈琲は
少し甘い、少し甘かった。

割れた電球の破片を金属バットで端にやる。
階段に座り、眠りにつく。眠りにつく。
明日また、僕じゃないといいな。
明日には、僕じゃないといいな。
ぐにゃりと歪んだ、足元の何か。

馬鹿げている世界を、
踏み越える度に悲鳴が響いた。
解けてゆく君の、
結び目に僕はなれやしなかった。
馬鹿げている世界を、
振り返る度にケラケラ笑った。
ふざけている。
未来は、生き延びた灰の溜り場じゃないんだ。
ささくれだつ、君が優しさと呼んだ硝子を飲み込んだ。

飲み込んだ。

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