犬神サアカス團 陰謀論 歌詞

歌：犬神サアカス團

作詞：犬神明

作曲：犬神明

生爪をはがされて目玉くりぬき血の涙
髪の毛を引き抜かれ背中に刺さる千本のクギ
耳の奥 煮えたぎるコールタールを注がれて
口の中手を入れて生きた臓物かき出され

甘い言葉に惑わされ
蛇口ひねれば毒の水
扉開ければ売国奴
赤い靴履いて踊り出す

なにもかもがデタラメだ
生きる意味が見当たらない
神々と堕天使が手を組んだ

てのひらに穴をあけ針金通し引き摺られ
十字架にかけられてムチで朝まで叩かれる

うまい話にゃ裏がある
ヤマタノオロチ首縛れ
右や左の旦那様
貧乏人は金持ちだ

どいつもこいつも能無しだ!
死ぬほどの価値もない!
神々の陰謀が暴かれた

良心は失われ秩序は乱れ国破れ
目的は順調に計画通り果たされた

現世が幕を閉じ
幽世に火がともる
やがて死人が埋め尽くす
地球全土は血に染まる

ウロコの生えた政治家に
従わなければ殺される
優性遺伝の血統が支配した

陽はやがて陰に入り
陰を極めればまた陽に帰る
これもまた仕組まれた罠だったというのか
しかし私にはそんな理屈は通用しない
自分の運命がある法則に従って進行しているなんてまっぴら
私は私自身の意志で現在を選択しているのだ
その結果私は意識を失った
その結果私は眼球を失った
その結果私は三半規管を失った
その結果私は言語を失った
その結果私は思考能力を失った
その結果私は家族を失った
その結果私は歴史を失った
その結果私は魂を失った
その結果私は祖国を失った

人間の生きる意味がついに明らかにされた
宗教はウソばかりで進化論は意味のないたわごとだった
こうして私が唄を歌ってる間にも事態は深刻化していく
いよいよ世界中が騒ぎ出した
はやく誰か止めなければ

星よ夢よ 破滅の命 月は砕け宇宙に溶ける